湖面を覆う濃霧が、すべてを白く飲み込んでいた。
波音も船のきしむ音も、霧に吸い込まれて遠く霞む・・・。
冷たい水滴が頬をかすめるたび、胸の奥が強く締めつけられる。
古城の影すら見えないこの先に、坊ちゃんたちの未来を変える戦いが待っている。
皆さん、こんにちは。
幻想水滸伝の深い魅力を日々探求しているバグピクです。

霧の向こうに、解放軍の本拠地となる城が待っているのだ!
今回はトラン湖の濃霧に包まれた古城を攻略し、ドラゴンゾンビを討伐して本拠地を手に入れるまでを書きます。
霧が晴れた先で、新たな仲間探しと108星の物語が動き出すのです。
カミーユやタイ・ホーといった頼もしい仲間との出会いも見どころの一つです。

シーン概要:濃霧を越えて、本拠地を手に入れる
セイカで解放軍のリーダーに就任した主人公に、マッシュが最初の重要な進言を行います。
帝国の追撃を逃れるには、守りやすく攻めにくい拠点が必要──そこで提案されたのが、トラン湖に浮かぶ古城でした。

湖のほとりにあるカクの町で「命知らずのタイ・ホー」と交渉し、船を出してもらうことに。
どうやら古城にはばけものが棲みついているらしい。

湖面を覆う霧は濃く、視界は数メートル先すら怪しい。
船が霧をかき分けるたび、胸の奥がじわりと高鳴る。
やがて、影のように浮かび上がる古城が、不気味な静けさを漂わせていた。

湖上に浮かぶ石造りの古城は、長い年月を経て静寂に包まれている。廊下を歩くたび靴音が響き、壁の向こうから何かの気配を感じる。霧で視界が悪い中を進むと、やがて奥深くから禍々しい存在の咆哮が聞こえてくる。

最奥で待ち受けていたのは、かつての竜が堕ちた姿・・・ドラゴンゾンビ。
腐敗した鱗から立ち上る瘴気が視界を歪ませ、全体攻撃が仲間を一瞬で死の淵へ追いやる。
火の紋章を駆使し、回復と攻撃の緊張を保ちながら渾身の一撃を重ねた。

そして、竜骸が崩れ落ちた瞬間、長く閉ざされていた濃霧がゆっくりと晴れ、冷たい風とまばゆい光が広間を駆け抜けた。廃墟は息を吹き返し、中庭でマッシュが決起を告げる。ここから、108星の仲間を探す物語が本格的に始まる。
心に残ったセリフ
「おいおい、勘弁してくれよ。あんなとこへ船を出せるのは、“命知らずのタイ・ホー”ぐらいだぜ。」
ー カクの町人

「そうだな よしそれでいいぞ。ただし、 借金を払うまでは、ついていくからな。」
― カミーユ

「おめでとうございます。今日この日を新生解放軍の決起の日としましょう。」
ー マッシュ

印象に残る3つのポイント
1. 濃霧に包まれた古城の不気味さ
白い帳の中に浮かぶ影と湿った空気が、進むほど恐怖と興奮を高める。

2. ドラゴンゾンビ戦の緊張感
火の紋章を駆使し、全体攻撃に備えながらの攻防が手に汗握る。

3. 本拠地獲得の達成感
霧が晴れ、設備と仲間が集う「解放軍の城」となる瞬間が胸を熱くする。

Q&A
- トラン湖の古城に棲む“バケモノ”の正体は?
-
正体はドラゴンゾンビです。
強力な全体攻撃を放つため、火の紋章を駆使した戦術とこまめな回復が攻略の鍵になります。 - ドラゴンゾンビを倒すと、霧はどうなる?
-
撃破の瞬間、長く湖面を覆っていた濃霧が一気に晴れます。
視界が開けたことで、古城は本拠地として解放軍の旗を掲げる場所となります。 - 本拠地を手に入れた後、最初にすべきことは?
-
仲間集めの第一歩として、まずセルゲイを勧誘しましょう。
エレベータを設置し、各階の移動効率を高めるのがおすすめです。

本拠地に108星を集めよう!
ドラゴンゾンビを倒し、念願の本拠地を手に入れた解放軍。
マッシュの音頭で宴会が開かれ、新生解放軍の決起を祝った直後、神秘的な来訪者が現れます。
星見の女性レックナートが幼い少年ルックを連れて姿を現し、主人公に「約束の石板」を手渡すのです。

「これは約束の石板です。あなたの力、それは想いを一つにする仲間たちです。仲間を集めなさい。石板には、あなたの集めた仲間たちの名が刻まれていくでしょう」という彼女の言葉とともに、解放軍は単なる反乱軍から、運命に選ばれし仲間たちを集める壮大な使命を背負うことになります。
ルックも仲間に加わり、いよいよ本格的な仲間集めの旅が始まろうとしていました。
次章へのささやき
濃霧が消えた湖面は鏡のように光り、風が甲板を駆け抜ける。
遠くから鐘の音が微かに響き、帆縄(ほなわ)がきしむ音が旅立ちの合図を告げていた。
ここから始まるのは、108星の仲間を求める新たな旅路。
次はどんな仲間と出会えるのか、胸の高鳴りが止まらない・・・。
