サラディで火炎槍設計図を無事にカゲへ託した坊ちゃんたち。
未来を見据える静かな夜が明けると、レナンカンプのアジトに迫る帝国兵の影が、オデッサたちを思いがけない悲しい運命へと巻き込んでいく──。
皆さん、こんにちは。
ここが好きすぎるGAMEシーン案内役のバグピクです。

オデッサと解放軍を襲う衝撃の展開を、熱量たっぷりに解説していくのだ!!!
火炎槍設計図を託した直後、物語は大きく動き始めます。
帝国兵による奇襲が解放軍アジトを襲い、仲間たちは運命を揺るがす決断を迫られることに。
オデッサ、ビクトール、グレミオ──それぞれの想いが交錯する激動のシーンを、今回も熱量たっぷりでお届けします。

シーン概要:
帝国兵が解放軍アジトを急襲!そして・・・

サラディからレナンカンプに帰ってきた坊ちゃんたち。

しかし、時計台の奥にある解放軍アジトに突如として帝国兵がなだれ込んでいた。
坊ちゃんたちは必死に応戦し、なんとか帝国兵を退けることに成功する。

だが、戦いの混乱の中で悲劇が訪れる。
小さな子供を庇ったオデッサが深手を負ってしまう。
血に濡れた赤いマントが床に広がり、仲間たちは言葉を失った・・・。

「…近くに来てくれる?」
弱々しい声で坊ちゃんを呼ぶオデッサは、二つの願いを託す。
一つはイヤリングをセイカ村のマッシュに渡すこと。
もう一つは、自身の死を隠すため、遺体を川へ流すことだった。
「解放軍はまだ芽生えたばかり。わたしの死を知られれば希望は潰える…」

その言葉に、誰もが涙を堪えきれなかった。
リーダーとしてのオデッサと、一人の女性としてのオデッサ。
彼女が選んだ道は、解放軍の未来を託すための最後の戦略だった。
心に残ったセリフ
「わたしが死んだことがわかれば、芽生えたばかりの解放運動は消えてしまう…」
― オデッサ

「わかった。おれがやろう オデッサ。」
― ビクトール

「ううっ・・・・・・・・・・こんなことになって・・・・お泊まりは・・・ちょっと・・」
― レナンカンプの宿屋

印象に残る3つのポイント
1. 未来を託す“遺志”が動き出す
オデッサの願いは、ただの別れではない。
イヤリングをマッシュへ届け、死を隠すよう願ったことで、物語は「次代の解放軍」へバトンを渡す段階に突入する。
彼女の死が「終わり」ではなく「始まり」であると気付く瞬間だ。

2. 選択肢が迫る没入体験
「そんなことできません」「わかりました」という選択肢は、結末を変えない。
だが、この選択を自分の手で下すことで、プレイヤーは坊ちゃんとしての責任を強く体感する。
物語とプレイヤー体験がシンクロする、幻想水滸伝らしい演出の妙が光る。

3. 帝国兵の一言が突きつける現実
帝国が解放軍を“ただの小さな火種”としか見ていなかったことを示すと同時に、オデッサという存在が帝国にとってどれほどの脅威であったかを裏付けています。
また、この一言を無機質に放つことで、プレイヤーは強い無力感と悔しさを突き付けられます。
冷酷な現実を目の前に、オデッサの遺志を継ぐしかないという使命感が自然と芽生える。

Q&A
- なぜフリック・サンチェス・ハンフリーはアジトにいなかったの?
-
火炎槍計画に関する別任務で各地へ派遣されていた設定。
帝国兵の急襲に対応できなかったのは、アジトの戦力が一時的に手薄だったため。 - オデッサはなぜ遺体を川に流すよう願ったの?
-
彼女の死が知られれば解放軍は瓦解する。
希望をつなぐため、自らの存在を消すことを選んだ。 - セイカ村のマッシュとは誰?
-
オデッサの意志を継ぐ解放軍に欠かせない軍師。
イヤリングを届けることで物語は新たな段階に進む。

オデッサの意志を継ぎ、セイカ村へ
仲間を失った悲しみは深い。
しかし、オデッサが遺した願いを果たすため、坊ちゃんたちは涙を拭い進まなければならない。

セイカ村にいるマッシュという人物を訪ね、未来を託す新たな仲間を見つけるために──。
だがその道中には、クワバの城塞という難関が待ち受けていた。

次章へのささやき
解放軍の象徴だったオデッサを失い、坊ちゃんたちは新たな試練に直面する。
次回はセイカ村で待つマッシュとの邂逅、そしてクワバの城塞突破へ──。
悲しみの中で灯る希望の物語が、ここからさらに加速するのだ!
